今回は自律神経について
私たち人間にはなんと60兆個もの細胞があるのだそうです。
その細胞は、骨、筋肉、内蔵、血液などを形成し、それらのコントロールを脳と神経のネットワークが担っています。
脳と神経のネットワークの中には、脳と脊髄からなる「中枢神経」とその中枢神経から枝分かれした「末梢神経」があります。
さらに、末梢神経には、例えば手や足を自分の意思で動かすことのできる「体性神経」と、内蔵などのように自分の意志とは無関係にコントロールする「自律神経」があります。
「自律神経」は、鼓動、消化、吸収、体温調節、排泄、生殖など、生命維持にかかわる重要な機能を片時も休まず調節している。
しかし、「自律神経」は自分の意志ではコントロールできない。
コントロールに影響を及ぼすとしたら「深呼吸」「入浴」「アロマ」「鍼」がある
そして私はさらに「リラクゼーションを伴う音楽」があると思います。
体調はこの「自律神経」が順調かどうかに大きく左右されている。
実は、私、今から20年ほど前に、「自律神経失調症」のような症状に悩まされた時期がありました。こんな私ですので、そんな時も、「おかしいなあ」「辛いなあ」とは思っていましたが、特に医者にも行きませんでしたので、病名はついていません。もしかすると鬱の一歩手前だったのかもしれません。
「朝、起きることができない」「食欲が無い」「動悸、息切れ、手足のしびれ」などに悩まされていました。
思い切って出かけても、いつでも降りられる各駅停車しか乗れません。高速道路もだめでした。
だから、自律神経のバランスの大切さは、本当に身をもって知っているのです。
「自律神経」には身体が活動する時に活躍する「交感神経」と、身体が休む時に働く「副交感神経」があります。
「交感神経」は日中活動する時や運動をする時に優位になります。
アドレナリンとノルアドレナリンが分泌される。
ストレスがある人は休んでいる時にも「交感神経」が優位になっているそうです。
- 肺は拡張
- 血管が収縮→血圧、心拍が上がる
- 消化器は動かなくなる→食欲を抑制
- 体温が下がる
- 瞳孔が広がる
「副交感神経」は食事の時や休息する時に優位になります。
アセチルコリンが分泌される。
- 心臓の鼓動を穏やかにする
- 心身をリラックスモードに整える
- 新しい細胞の分泌や排せつを促す
この二つの神経のバランスがとても大事である。
自律神経は免疫を司る白血球の働きに大きく影響しているのです。
【バランスをとること】
私たちは朝起きてから夜寝るまでほとんど「交感神経」を優位にさせています。
うまく「副交感神経」を優位にさせられていますか?
忙しくても、リラックスできる時間をうまく取れるといいですね。
ストレスが多くある方は、「副交感神経」を優位にする時間を必ず作ってくださいね。
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