【免疫は白血球の中にある】
白血球は大別すると以下の3つ
- マクロファージ(5%)
- 顆粒球 (60%)
- リンパ球 (35%)
◆マクロファージ
その名のとおり、大型(マクロ)のものを飲みこんで退治(ファージ)する働きを持っている。
体内にいる異物をとりあえず食べてみて、顆粒球またはリンパ球に指示を出す、司令塔です。
◆顆粒球
体内に侵入した細菌、真菌、古くなった細胞の死がいなどを飲みこんで、消化酵素と活性酸素を使って分解します。
このとき、化膿性の炎症を伴います。(傷ができた時の膿など)
この炎症が臓器にできると問題!!(胃潰瘍など)
顆粒球が多すぎるのはいいことではない
顆粒球は交感神経に支配されています。
交感神経が優位の人(ストレスの多い人)はご用心!
◆リンパ球
ウイルスなどを「抗原」として認識し、「抗体」を作って処理する。
一度抗体ができると二度とそのウイルスには感染しない。
リンパ球は副交感神経に支配されています。
なので、ウイルスに感染したら身体を休めないといけません。
逆に言うと身体を休ませていれば自然と治るのです。
【原因微生物別にみた、おもな感染症の分類】
感染症の原因となる微生物を知りましょう。
◆顆粒球分野 (抗生物質が処方される)
細菌
・扁桃炎・気管支炎・食中毒・結核・百日咳・ペスト・赤痢・腸チフス・パラチフス・コレラ・ハンセン病・破傷風・ジフテリア
真菌
・カンジタ症
◆リンパ球分野 (抗生物質は効果が無い)
ウイルス
・インフルエンザ・風邪・無菌性髄膜炎・手足口病・水痘(みずぼうそう)・帯状疱疹・咽頭結膜炎(プール熱)・流行性結膜炎・流行性耳下腺炎・日本脳炎・麻疹(はしか)・風疹・ポリオ・天然痘・狂犬病・デング熱・伝染性下痢症・A型肝炎・B型肝炎・C型肝炎・AIDS
大問題となっているエボラ出血熱もウイルスが原因です。
【身近な病気】
◆風邪
風邪はウイルスに感染して始まります。
リンパ球が働き、副交感神経優位になり、サラサラの鼻水が出て、水泡が混ざった下痢をします。
ウイルスと闘う時、熱が出ます。38.5℃で風邪のウイルスは増殖機能を失いますので、解熱剤を用いず、身体を休めるのがいい。
熱が40℃以上の状態が3日間以上続くような時は解熱剤を使用する。
(人間の体はたんぱく質でできていますが、43℃以上になるとタンパク質は壊れます)
ウイルスとの闘いが終わって治癒期に入ると顆粒球が増加し交感神経が優位になる。
粘り気のある鼻水が出る。
この時に無理をすると化膿性の炎症(肺炎、扁桃腺炎)が出てしまう。
《ポイント》
*解熱剤を用いず免疫力でウイルスと闘う*
どうしても解熱剤を飲みたかったら
アセトアミノフェンが成分の「タイレノール」なら良い
精油だと、「ユーカリ」と「レモン」を足の土踏まずからくるぶしの方まで塗り込むと効果があるそうです。
*ウイルスとリンパ球が闘っている時は抗生物質は摂らない*
顆粒球の活躍の場がなくなってしまうのでリンパ球が過剰に反応してカタル性の中耳炎などがおこる。
*抗生物質の服用は要注意*
化膿性の炎症が起きた時に、抗生物質を摂ってもよいが、抗生物質の摂り過ぎは腸にある大切な細菌をも壊してしまうので、全部飲みきらなくてもよい。
また、長期に服用すると、抗生物質に対して抵抗力を持った耐性菌が作られてしまうので、本当に抗生物質が必要になった時に、効果が無くなってしまう。
◆頭痛
ストレス性の頭痛(精神的疲労、無理な運動や姿勢)は交感神経が刺激されて起こる。
頭痛薬は血流を絞ることで痛みを無くしています。
それは交感神経を刺激します。
交感神経が刺激されて起こっている頭痛に、さらに交感神経を刺激する頭痛薬(消炎鎮痛剤)を服用してしまってはさらに血流が悪くなってしまいます。
《ポイント》
*頭痛薬を飲まずに頭痛を治す方法は?*
血流をよくする
そのためには?
身体を温める
リラックスする時間をもつ
姿勢をよくする
ストレッチ
3日間飲まずに、血流を良くすることを試してみる。
薬に頼らない強い意志を持つ
代替医療(鍼灸、アロマ)を試してみる。
コメントをお書きください
いなけん (日曜日, 19 10月 2014 08:44)
イラストに癒されます^_^
スマイルReiko (日曜日, 19 10月 2014 14:58)
いなけんさま
そこですか・・
免疫のこと、もっと知りたくなりました。
次回もお楽しみに!